ジプシージャズのジャムセッションは、テーマを演奏する人から次の人へ繋ぎアドリブ演奏を車座になってソロ回しする全員参加型のセッションです。

そんなジプシージャズを初心者から時にはプロミュージシャンも参加して皆で楽しく演奏する場が「じゃかじゃかジプシーナイト」です。
ジプシージャズのジャムセッションを毎月定期開催しているところは全国的にも少なく、関東以北ではここ札幌の「じゃかじゃかジプシーナイト」だけとなります。

 

場所は観光名所「二条市場」の食堂街にあるパリの下町風居酒屋「ガンゲット・ダイマ」

http://guinguette-daima.com/

ダイマさんの特段のご厚意により毎月第一日曜日の18時から21時までを貸し切りで使用させて頂いてます。

飲食代の他は参加費500円(店舗貸切費用として、お店へ支払い)のみとリーズナブル。

ご希望の方には簡単なジプシージャズギター講座も開催します。

ダイマさんの美味しいワインや食事を楽しみながら聴くだけの方や見学だけの方も大歓迎です。

毎月第一日曜日18時から21時までの間でしたらいつでもふらっと遊びに来てください。

 

ジプシージャズ(ジプシースイングとかJazz Manoucheとも呼ばれる)とは、戦前フランスを中心に活躍した天才ジャズギタリストDjango Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)のフォロワー達が作り上げた音楽。

Django ReinhardtとStephane Grappelli を中心に結成されたQuintette du Hot Club de France(フランス・ホット・クラブ五重奏団)はギター、バイオリン、コントラバスのいずれも弦楽器でのジャズ演奏にて一世を風靡した。

アメリカ発祥のジャズはリズムはドラム、ソロ楽器はトランペットなどの金管楽器が中心だが、Djangoたちはギターでリズムを刻みソロ楽器としてギターとバイオリンを使用しジャズを演奏する画期的なバンドであった。

Djangoは不慮の火災にて火傷を負い左手の薬指と小指が固着してしまうと言った弦楽器奏者としては致命的なケガを負ったが独特のコードフォームによるボイシングや手のハンデを感じさせないソロギターの超絶技巧及び独創的なアドリブ、そして楽曲のオリジナリティによって今でも多くのリスナーを魅了する。
わずか43年間の生涯だったこともあり、自由奔放な生き様による数々のエピソードとともに後世のフォロワー達は彼を神格化する者も多かった。

ジプシー(差別用語にてロマと言われるようになった)だったDjangoのように、彼の音楽はヨーロッパを中心として世界中の様々な国々をめぐり色々な音楽を取り入れて来た。

故に現在のジプシージャズはジャズのみならず、フランスの大衆音楽musette(ミュゼット)やボサノバなど色々なジャンルの音楽を取り入れて演奏している。 <文責:笹 雅博>